100人対話ブログ

小川敦さん・古本真也さん × 山口じゅんぺい

小川敦さん・古本真也さん × 山口じゅんぺい

医療介護で働く小川さん・古本さんと対話をさせていただいた。
元の出会いは私が運営者として関わる茅ヶ崎のバリアフリービーチ活動(ルアナinサザンビーチ)に古本さんが遊びに来ていただき、その後古本さんが主宰する快護幸友会というコミュニティに参加した縁もあり、今回は小川さんと私をつないだら面白いのでは?ということでご紹介をいただいた。
ルアナinサザンビーチ

東海岸にある小川さんの事務所でビールとおつまみを片手に沢山のお話を伺った。

  • 教員からスタートし、海外での日本人学校、お寺での修行、社会福祉士、医療コンサルタントとして幅広く活躍している経歴
  • 現在販売をしている補聴器保有率が北欧では48%に対して、日本は14%。その理由は日本人の4500年の稲作文化にあるという考察

これだけで研修ができるのではないか?という非常に興味深い内容だった。

ここで共有したいのは、小川さんが介護職として働いていた時に感じていた
「介護は何のためにやるのか?」という疑問から生まれた小川さんなりのキーワード「機嫌よく生きる」だ。
以下小川さんが語ってくれた。

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転職をして介護職として働きだして見よう見まねで仕事を覚えているころ、老人ホームに来る方々の中には、家族から懇願されて、不本意ながら入居する方が多く見受けられた。
来たくて来るお客さんではないことが当時は嫌で、「何のためにこんな介護の仕事をしているんだろう」とずっと答えが出なかった。
介護施設の次に職場となった病院は「救命、治療」という役割が明確だったので逆に気楽で割り切りやすかったのに対して、介護の仕事は「生活そのものにまるごと関わる」ものであり、いったい何のためにという部分が腹落ちせずずっとわからなかった。
そんな時に、大阪大学の先生が新聞で「認知症になっても周囲の助けで機嫌よく暮らしている人は大勢います」といった内容の一文を掲載されているのを見て目から鱗のような気がして、「機嫌よく生きられればいいんだ」と妙に腑に落ちた。
どんな状態・環境・境遇だとしても機嫌よくいられたらそれでいいじゃん。って思った。

自分の親が86歳だったころに夜中の3時に連絡が来ることが1,2年続くことがあったのだけど、その時に思ったのは「不安が強いんだな」ということ。父親の話を聞くと、「俺はこの先どうしたらいいんだろう」という不安を感じていた。
いわゆる将来に対する漠然とした不安みたいなものは80,90になっても感じるんだなということを痛感した。
この先どうする?と思った時に、とりあえず父親が「機嫌よくいる」ということ。
ある意味ごまかしのように聞こえるかもしれないけど、その時その瞬間でも機嫌よくいられる時間があるならよいと思った。
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機嫌よく生きられる社会・まち
充実した老後、幸せな老後、健康長寿というのは人によってはパーフェクトに叶えることができない可能性もあるだろう。
「今幸せですか?」というと少し重たい印象にもなるが、「今ご機嫌いかがですか?」と問われればよい時はよいと答えられる気がする。
ご機嫌な瞬間をできるだけ継続していくことは、ある意味気持ちの部分もあるので、自分である程度調整することもできる。

そう考えると高齢の方に限らず、現役世代でも子どもでも同じことが言えるのではないだろうか。
「〇〇が機嫌よく生きられるためにどんな政策・サポートが必要か?」この問いを軸に考えてみることもできると思った。

「機嫌よく生きる」このキーワードは大阪大学の先生が発信され、小川さんの名刺の裏面にも昨年から入っているが、
先日の週刊文集でも102歳のおばあちゃんの記事にも使われているという。
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5215
さすが小川さん先見の明がある。
私も良い意味でパクらせていただき、「機嫌よく生きる」というキーワードを広めていけたらと思う。

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