100人対話ブログ

100人対話、50人突破!山口じゅんぺいインタビュー

山口じゅんぺい

100人対話を始めて約1ヶ月。早くも目標の半数を突破した山口じゅんぺいに、今の想いを聞きました。

―1ヶ月で52人。子どもからシニアまで多様な方々と対話してきて、率直な感想は?

基本的にはめっちゃ楽しいです。ただ、最近対話した方に喝を入れていたいだいて、背筋が伸びる思いでした。

―喝というのは?

端的に言えば、「市民活動から火がついて盛り上がって楽しそうというのは伝わるけど、本気度が伝わらない」と。「会社員で本当にできるの?」ということもありますし、「投票する人は選挙のプロだよ」と。

―それに対してじゅんぺいさんはどう応えたのですか?

僕としては「本気です」とお伝えして、そもそも市長になりたいと思ったから市議会議員選挙の立候補に踏み切ったことも話しました。

僕が手を挙げて立候補することによって、後に続いて市民派の人が出てきて、利権に縛られない個人のつながりで人が集まり、うねりに変わっていく。そのうねりが4年後、8年後に、既存の政党と対等に議論できるほどのものになったなら、初めてそこで市政が変わるのではないか、そのための一歩をつくりにいくんだと。

会社員であることについても、「会社員である僕がやれば、他にもそういう人が出て来るかもしれない。そんなムーブメントを起こすための最初の一歩だからこそ、色々な人を巻き込んでいく」とお伝えして。

そうしたら、その方も「伝わるよ」と言ってくださって、「あとはどう伝わるようにするかだね」と。対話の中で人の話を聞くのもいいけど、それを伝わるように話す訓練も必要だと言われました。そこはまだまだ僕に足りないところだと実感したところです。

―手厳しいご意見でしたね。

衝撃は受けましたね。でもその方は市政の内部事情にも詳しいので、市議として何が大事なのかも教えてくれました。市の職員がプロジェクトを起こしたいときに相談にきてくれるような立ち位置になること、また、そのためには事業を回していく実行力が大事だと。

―なるほど、そのためにも100人対話を実行していくことがまず大事ですね。

そうですね、これをやり切ることがまず大事だと思います。さらに、いろいろな人の話を聞きながら、自分が思ったことをちゃんと表現することも大事だなと思い知らされました。

―子どもからシニアまで、多様な方々と対話を重ねる中で、どんなことが見えてきていますか?

強く感じるのは、茅ヶ崎の持つ空気感に憧れを抱いて移住して来ている人が多いということです。「住みたいから住んでいる」という人が多い。そういう人が実際に住み始めて「せっかく来たのに…」と思ってしまうのはとても残念なので、外から見た茅ヶ崎の「いい感じ」といいますか、ここにしかない雰囲気は大事にしたいなと。

そのためにも、「茅ヶ崎スピリッツ」といいますか、おもてなしやお互い様の心、困っている人をみんなで助けるような心の豊かさや自由さ、心のバリアフリーみたいなものを、みんなが共通して持てるような形で言語化しておけたらと思いました。

―なるほど。言語化することで、茅ヶ崎の良さをみんなで共有できるといいですね。

はい。また、市民のまちへの関わりについても思うところがありました。自ら動いて活動をしている人たちは実は少数派で、「参加できるものがあったら参加したい」、「でも自分で動くほどじゃない」と思っている人が大半なんだなと。自分の興味のあることに関わりたいけど、一歩目となる“関わりしろ”がなかなかつくれていない現状があると感じました。

茅ヶ崎は一見市民活動が活発なように見えますが、もっと底上げしていくために、そういった“関わりしろ”の可視化によって広報を強化する必要性を感じます。「これなら楽しそう」、「やれるかも」と感じてもらえるような参加ハードルの低い情報を提供することで、何らかの特性を持った人や移住してきた人も“やってみる側”に回る。そんなことが積み重なって、まちのにぎわいにつながるのかなと。

市民活動が、活発な人や長く住んでいる人だけのものじゃなくて、「みんなのもの」という感覚になるといいですよね。

―市民24万人みんなでまちをつくるイメージが湧きますね。今後の対話活動の予定は?

これまでのような一対一の対話だけじゃなくて、一言でもいいから気軽に対話に参加できるような場をつくっていきたいです。例えばビーチクリーンをやりながらざっくばらんに話して、最後に「茅ヶ崎がこんなふうになったらいい」ということを付箋に貼ってもらうようなことを考えています。

また、対話を重ねる中で、当選したその先のビジョンを見定めていきたいです。5年後10年後、どうありたいから今何をするか。

今は何も起きていないところに一石を投じて波紋を作る段階だと思うので、従来からある地盤による人のつながりだけではなく、本当に個人と個人が対話を重ねて想いでつながることを大事にしたい。そうやってできたつながりは、壊そうと思っても壊せないですよね。そうした仲間が増えれば、何かを変えられる力に変わっていくと思うので。

その一歩目のために今僕がやるということが伝わっていくといいなと。

―あとはやるだけですね。

はい、対話を通して自分の想いも磨かれますし、対話をして来た人たちと一緒にうねりをつくっていきたいと考えると、「中途半端ではやってられない」、「やるしかない」という覚悟ができてきました。

もちろん対話については、選挙期間だけじゃなくずっと続けていく覚悟です。自由に対話できる場は、まちの中にあり続けるべきだと思う。議員、職員、市民も関係なく、立場を超えて話ができる空間を、継続的につくり続けたいと思っています。

対話参加する

実施方法はご希望に合わせて行います。

事前申し込み形式

実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。

本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。