100人対話ブログ
茅ヶ崎に住む小学生10名とワークショップをする機会をいただいた。
小学校3~6年生、その弟・妹は小学校1年生くらいだろうか。
このおじさんはこれから何をするのだろう?という熱い視線を感じながら、私はテーブルにワークシートを目の前に広げ、6~12歳くらいの茅ヶ崎キッズにおもむろに投げかけてみた。
「街や社会に対して、こうなったらいいと思うことはなんですか?」
最初の反応は子どもたちの頭の上に?が乗っかっている。
えっと、「まちでこんなことができたらワクワクする と思うことを教えて」と問い直すと、少し照れながら1人が付箋に書き出す。
「ゆうえんちをつくる」
「それいいね!その遊園地にはどんなものがあるの?」と聞くと、
- 100人くらい入れるトランポリン
- ながーーーいジェットコースター
- 茅ヶ崎にしかいない動物と触れ合える
- 1円で遊べて自由になれるランド
誰かの反応に連鎖するように付箋がどんどん紙面を埋め尽くす。
じゃあ、今沢山ワクワクすることを出したけど、この中で一番やりたいのはどれだろう?と聞いてみる。
「子どもたちでカフェををやる」
「超楽しそうじゃん。そこではどんなことが行われるの?」と投げかける。
- 子どもが会社を作って社長になる
- 名物のパンをつくる
- 観光名所を増やして紹介する
- こどもユーチューブで宣伝する
- 配達サービスをして金をかせぐ
- 学校にも売店をつくる
- 生ごみを集めて電気をつくる
- 茅ヶ崎の海写真集をつくる
- 木や花を植えてかわいくする
- 2店舗以上作ってカフェ商店街をつくる
- ちがさきコインとこどもコイン
- 店を出したら金(ほじょ金)がもらえる仕組みをつくる
※もっとたくさんの意見が出ましたが、一部のみ抜粋させていただきます
ワーク中はあらゆる方向から付箋が貼られ私もじっくり見ることができなかったが、このブログをまとめながら付箋を書き起こしてみると結構大人顔負けの意見が多いことに気づく。
特に環境への配慮や地域循環といったサステナブルな視点への意識が高いのは驚きだ。
何より感じたのは、
「遊園地に行く」といった消費者観点より、
「カフェをやる」といった生産者・経営者観点でブレストをしている時のほうがいきいきしている。
この感覚は、「ちがさき・さむかわこどもファンド」で味わった感覚と同じような気がする。
https://sapochiga-mirai.com/childrens-fund/
子どもがまちに対する提案を行い、子どもが審査をする。審査をクリアすると助成金が最大5万円つく仕組みだ。
そこに大人アドバイザーとして関わる私たちはその様子を見守る。
価値発揮できる場があれば、子どもは自ら成長していく。
大人は子どもの可能性を心から信じて見守る。
そんな関係が私は好きだ。
子ども・大人関係なく自分が「やってみたい」と思ったことにチャレンジして、仮にうまくいかなくても失敗が許容され、次に活かせるような取り組みが街の中にさらに広がっていったら「この街をよりよくしたい」と思うムーブメントは大きなうねりになるのではないかと思う。
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実施方法はご希望に合わせて行います。
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本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。