100人対話ブログ
水曜日のランチはコワーキング&ライブラリー「Cの辺り」にいることが多い。
精進料理の中園五月さんによる精進ランチをいただけるからだ。
この日のメニューは照り焼きバーガー。これでお肉を一切使っていないからビックリ。
中園五月さんのお話はまた別で触れるとして、
この日同じテーブルでランチをご一緒したサントス(岩本哲)さんと山本さつきさん(アバター®︎マスター)との対話を記載しておきたい。
※鬼石ゲストハウス さんと宿
※アバター®︎マスター
お二人は群馬県から今日のランチを食べに2時間かけて来たという。
サントスさんは群馬県藤岡市鬼石でゲストハウスをしている。
もともと地元ではないのに、あえてここに移住をしたという。
まちの魅力はどこにあるのか?聞いてみた。
サントス:
鬼石には近くにアートレジデンシーがあり、海外のアーティストが滞在して制作活動ができる場を提供していました。
※シロオニスタジオ鬼石
スタジオや展示スペースの提供だけでなく、ワークショップや地元のイベントなど地域の人との交流があり、観光とは違う人のつながりがありました。
昔私がニュージーランドで感じた豊かな人のつながりを感じ、ここでゲストハウスを始めようと思ったんです。
人の関わり作りが面白くて、例えば森林の密集化を防ぐために木を間引く間伐作業をワークショップにして、普通だったら人件費を払って作業してもらうところを、逆にワークショップにして参加者がお金を払って、各地からそれを習いに来るんです。
その作業自体に価値を見出す関わり方がうまく設計されているんですよね。
山本さつき:
サントスさんのゲストハウスも同じ発想で建てられたよね?
サントス:
はい。DIY好きの地域のおじさまや子どもに手伝ってもらってペンキを塗ってもらったり。
完成した後にゲストハウスを見に来て「ここは俺が塗ったんだよな」って自慢気に話をしてくれる。
何かあるとみんなが持ち寄りで助けてくれる関係があるんですよね。
山本さつき:
それはやっぱりゲストハウスがサントスさんのものではなく、みんなのものという意識があるからじゃない?
サントス:
それはありますね。私自身も意識するようにしています。
ゲストハウスがあることによって、まちの活性化につながるようにする。
そのためゲストハウスはあえて素泊まりプランしかなくて、食事は他のお店に行ってもらうようにしています。
人が活かされ、自分も活かされる。
この関係性は人が豊かに生きていくうえで重要な要素なのではないかと話を聞いて感じた。
私が活動している100人対話マニフェストも、私だけが掲げるものではなく、100人の気持ちを集約して掲げるものでありたい。
大工さんがペンキを塗ってくれるように、まちに対する意見を1つでも気軽に言えるように関わりしろのハードルを下げることができれば、まちづくりへの関心を高めることにもつながるのでないかとヒントをいただいた気がする。
次回は鬼石ゲストハウスに泊まりながら、テントサウナを持ち出して、清らかな川のせせらぎを浴びて、全身で鬼石の良さを感じてこようと思う。
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実施方法はご希望に合わせて行います。
事前申し込み形式
実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。
本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。