100人対話ブログ

山﨑美穂さん・惠史さん × 山口じゅんぺい

山﨑美穂さん・惠史さん × 山口じゅんぺい

山﨑さんご夫婦は2022年10月に川崎から茅ヶ崎へ転入し、1歳半になる息子さんを子育て中だ。
共通の知り合いを通して今回100人対話マニフェストに申し込んでいただいた。
直接の知人ではない方からの申し込みは、私としては非常に嬉しい出来事だ。

引っ越して4か月。少し落ち着いて普段の生活を客観的に眺めた時に今どんなことを感じているのか率直に教えていただいた。

  • 子どもがシャフリングベビーのためまだ歩くことができない。よく遊びに行くのは子育て支援センターだ。
    たくさんのボランティアスタッフがおり少し目を離しても大丈夫な安心感がある。たくさんのおもちゃで遊べ、同じ月齢くらいの子供とも一緒に遊べる。
    ※シャフリングベビー 乳児期後半でも四つ這いのハイハイをせず、お座り姿勢のまま移動する赤ちゃんのこと
    ※子育て支援センター
    https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kosodate/soudan/shiencenter/index.html
    逆に言うと今の子どもの状態では、支援センター以外に気軽に行ける場所がない。
    公園ではまだ立つことができない子供にとって遊べるものが少なすぎるし、お年寄りから子供までいろいろな方がいるため、邪魔になっていないか、また危なくないかなど常に気を張っていないといけない。
    川崎ではラゾーナ、平塚にはららぽーとがありフードコートや室内キッズエリアが充実している。そのような大きな施設と比べてしまうと、安心して子供を連れて行ける場所が少ないと感じることも多い。
  • 美穂さんは4月に育休から復職予定。育休中にWEBデザインの勉強をしてボランティア活動に取り組んでいる。
    育休中でも社会とのつながりを持っていたいと感じ、1か月で習得できるママ向けオンラインWEB講座を受講し、ママノバ(旧ママボラン)で企業のインスタ投稿画像制作を週5~10時間ほどボランティアをしている
    https://mamanova.jp/
    家事と支援センターとの往復だけで1日が終わってしまうより、人と関わりなにかアウトプットできる場があるのは非常に充実感があるという。
  • 茅ヶ崎は道が平坦だが、駅までの道が交通量が多く子供連れでは歩きにくい。
    川崎から引っ越す時に他のエリアも見てまわったが、坂などが多いエリアも多く、茅ヶ崎真っ平で移動しやすいと感じた。
    しかし普段駅までに行く道を歩いていると交通量が多く自転車が多い割に道幅が狭い場所も多いので、ベビーカーを押すママだけでなく、高齢者の方もきっと不安に感じているのではないだろうか。
  • 情報をしっかり集め、イベントに積極的に参加したい
    家を購入したこともあり、これから長く暮らしていくにあたって地域のことなどは今まで以上に情報収集したいと考え、地域のインスタグラムアカウントも複数フォローしている。
    茅ヶ崎に引っ越してきたのが秋冬の時期ということもあるのかイベントが少ないのかな?と感じている。どうしても茅ヶ崎は「夏」のイメージが強い。
    中央公園や市役所前のイベントもたまたま知るということが多いので、情報集約されていると嬉しいなと感じる。
  • 市の窓口はデジタル化が進んでいるように感じた
    転入手続きで市役所に行くことが多かったが、デジタル化により各窓口の連携がなされ、非常に効率的に手続きができた。これは、非常に嬉しい驚きであった。
  • 柳島スポーツ公園をもっと活用してほしい
    惠史さんは企業内で広報などに関わっていることから事例を教えていただいた。
    大分では大分国際車いすマラソンというイベントを行い、全国から人が集まるだけでなく、バリアフリー意識啓発にも役立てているという。
    北九州では北九州チャンピオンズカップ国際車いすバスケットボール大会が行われ、それと並行して健常の子どもたちが参加する北九州市小学生車いすバスケットボール大会が行われている。
    子どもたちが学校の授業の一環として、車いすバスケットボールに挑戦するこのユニークな活動は、体力の向上だけではなく、慣れない車いすを経験することで他者への思いやりを学ぶことができ、多様性の意識を育む取り組みとして浸透しているようだ。
    こうした特徴的な取組みを実施することで柳島スポーツ公園も新たな脚光を浴びる場所にしていくことも可能ではないかと提案いただいた。

1時間ほどのブレストでお話をいただいたが、とても有意義な意見交換ができた。
子育て経験がない私からすると気が付かない目線、行動はとても学びになった。
お二人から感じるのは、せっかく住んだのだから自分たちも何かを始めたい、関わりたいという前向きなモチベーションだ。
長く住んでいると「こんなものでしょ」と慣れてしまうことがあると思うが、移り住んできた時の新鮮な気持ちには沢山のヒントがある。
それに関わる当事者が集まって、よりよくするにはどうすればいいか?ということを定期的に意見交換がされ、小さな改善が積み重なっていく。
そんな改善サイクルが必要なのではないかと感じた。

対話参加する

実施方法はご希望に合わせて行います。

事前申し込み形式

実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。

本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。