100人対話ブログ
「ルアナinサザンビーチ」というユニバーサルな遊び場の企画・運営を4人の発起人を中心に行っているが、その2人が有本奈緒美さん(奈緒美さん)と私である。
https://www.facebook.com/luanainsouthernbeach
モビチェアという海で浮くことが出来る車いすを使って茅ヶ崎のサザンビーチで毎年一緒に遊ぶようになり、もう3・4年が経つ。
奈緒美さんは車いすユーザーとして、茅ヶ崎市役所や学校などで研修を行ったりしているが、本業はネイリストだ。
プライベートネイルサロン Plumeria Nailを経営し、最近は海洋マイクロプラスチック使用「海ごみネイル」考案者としてTVにも取り上げられ一躍有名人となっている。
※Plumeria Nail HP
https://plumeria-bf-salon.com/
※テレビ朝日「ワイド!スクランブル」Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=7sPed7pEfSY
〇今まで活動してきたことで感じたことを奈緒美さんに率直に聞いてみた。
- 小学校のバリアフリー教室にゲストとして呼ばれた時のこと
2日間実施で2~3時間のバリアフリー教室を実施するということで、肢体不自由・聴覚・視覚障害がある当事者の方がグループに分かれて授業を受ける会だった。
一緒に参加をした視覚障害の方から「私たちって暇だと思われているのかしらね」とのこと。茅ヶ崎市が間に入り調整をしているにもかかわらず、メールの連絡がなかなか来ないし、2日間それなりに拘束時間も長いのに謝礼金・交通費も一切無しの状況から不満の声が上がっている。障害者の方は心で思っていても言えないことが多いのに、ボランティアで大丈夫だろうという扱い方に疑問を感じることがよくある。
そうした他の方でも思ってるのに言えないことを奈緒美さんが市や団体に話をすると、今度はモンスター扱いをされて煙たがられてしまう。
改善を図るためにやってもやってもうまくいかない事が続いてしまっているようだ。
- 心のバリアフリーに疑問!?
市でデジタルサイネージやポスター等で普及啓発している「心のバリアフリー」という言葉
今学校で授業をする時に「心のバリアフリー」という言葉は使っていない。
なぜなら「心のバリアフリー」って何だろう?と私自身が思っていて、すごく難しいしピンとこない。この言葉を使った瞬間「障害」という言葉がセットで想起され、壁を作ってしまうように感じる。
なので、伝える時は「困った時はお互い様」ということを伝えている。
- 子どもたちは純粋に受け取り、すぐ行動してくれる
中学校のクラスで教室を開くときは、いつも感想文をくれるが、1回の話で深く理解をして感じてくれている。
「障害のある人って違うと思ったけど、何も変わらず一緒なんだなと思った」
「お母さんはどんな形であってもお母さんだよという言葉が感動した」
「遊びたいし、オシャレなカフェにも行きたいけど階段があり行けないことを知った」
「ネイリストとして頑張っている姿を見て、私も頑張ろうと思います」
また、小学校では、マイクロプラスチックを使ったネイルの話をしたら、その当日に家にマイクロプラスチックを拾って届けてくれることもあった。
子どもたちが心に残り、行動に移せるようになるには、ポスターを貼る啓発活動以上に、体験できる機会にお金を使っていったほうがよいのではないかと思う。
〇私たちがこれから出来ることは何か?
- 予算を立てているからやらなければいけないと考えるのではなく、その予算をどう見直してやるべきことに振り分け直すか。
それをもっと早いスピードで見直しをかけるべきではないか。 - ポスターを作るにしても決まりきった団体や協会の座組みだけで進められるので、新たなアイデアが取り入れられていない。もっと当事者だったり周りを巻き込んで開かれた場で話し合いながらポスターの中身を作るだけでももっと良い事例をもとに作ることができるのではないか。
茅ヶ崎市民の中には知見も能力も高い方が沢山いる。ただその方々が「どうせ言っても仕方がない」と思って、言わないもしくは言えない状態はとても機会損失をしているように感じる。文句が言える場では決してなく、お互いが話し合いながら分かり合えて、その先を建設的に検討できる対話の場・機会をどのように作るか。
やはりこれが求められているように感じた。
対話に参加する
実施方法はご希望に合わせて行います。
事前申し込み形式
実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。
本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。