100人対話ブログ

松本素子さん × 山口じゅんぺい

松本素子さん × 山口じゅんぺい

2人の子どもを産み、さらに里親登録もして子育てをしてきた松本さん。
今は2021年7月に南湖ハウスという子どもから大人まで様々な人が楽しく育ち会える場をつくっている。
そこではファミリーサポート(仕事で遅くなるママの代わりに一時的に子どもを預かる)や地域の方地域の方と手芸&井戸端会議や料理教室、花壇づくりをやっている。

活動が多岐にわたるので肝になることはなんだろう?と思ってお話を聞いた。
よく活動の軸は「社会的養護※1」と言われるけど、基本的にやっているのは「人へのおせっかいだと思うの。でもそれって愛そのもの」だと思うのと松本さんは語る。

※1 厚労省HPより
社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。
社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。

お母さんが子育てを放棄せざるを得なくなる状況は、複雑だ。
様々なストレスでパートナーとうまくいかなくなり、離婚、1人親になって経済的にも苦しくなり、祖父母の支援が無いとさらに孤立を深める。
自助や子育てにおいて親の責任を強いる社会は、親を虐待に追い込んでしまう。
暴力やネグレクトの先に親子分断、子どもは児童養護施設に預けられる。
施設体験者が「施設に預けられて終わりじゃない」と言っているように子どもは職員が3年ごとに入れ替わると大人不信になることが多く
それが18歳で施設を出て、自立を求められた後も社会不信となって、居場所を失い、生活保護を受ける結果になることがある。

このように状況は聞けば聞くほど根深い。
何かを解決すればよくなるというものではなく、課題が複合的に絡んでいるので、子どもの幸せを一番に考えて全体最適の社会をつくる必要がある。

そのための第一歩として、夫婦だけで子育てをするのではなく、近所の人がおせっかいする。
地域が夫婦に対する見守り機能になる。
日ごろから地域の関係を作り、お互いができること・やりたいことを持ち寄って集う。
そうしたことが実は1人の子どもの幸せにつながるということを改めて理解することができた。

現在茅ヶ崎市では、
「子どもたちが主体的に生きるための総合的な取り組み」について政策提言がされているとのこと。
2023年4月から施行予定となるこども基本法にともない、子どもが主体的に生きるために必要な力を育むために我々は何ができるのか。大事なテーマだ。

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実施方法はご希望に合わせて行います。

事前申し込み形式

実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。

本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。