100人対話ブログ

飯島 正明さん × 山口じゅんぺい

飯島 正明さん × 山口じゅんぺい

飯島さんと私は中海岸自治会の理事を務めている。ご一緒させていただいてから4年が経ち、その間中海岸神輿保存会でもご一緒する機会があり、地域の中ではよくお会いする大先輩の一人だ。

飯島さんは13年前に横浜から茅ケ崎に引っ越しをされ、輪番制の自治会組長を務めた時に理事のお誘いがあったようだ。大手企業の会社員として船の強度設計などに携わり、最後はグループ企業の社長を経験されたバリバリのビジネスマン。
「俺はいつも一言多いから代表とか向かない」なんて言って、笑いを交えながらその場を和ませてくれる。その頭の回転とユーモアにあふれる人柄はとても尊敬している。

そんな飯島さんと「これからの自治会」どんな風になっていったらいいのか話をしてみた。
ざっくばらんにアイデアベースで色々な発想が出てきたので、いくつか共有したい。

・自治会だよりは中海岸地域の情報発信ツールにできないか
現在自治会だよりは中海岸自治会で実施することに限定されているが、市民が開催しているもの、例えば〇〇さんの料理教室みたいなライトなものから紙面のページを分けて掲載してもよいのでは?
中海岸市民から掲載希望を募り、月1回毎に配信すれば、地域で参加可能なものを知ることができる。HPの更新頻度もあげて、可能ならSNSでも発信するとか

・防災の勉強会
最近転入してきた方から「防災食の試食会をやりたい」という声があった。もしもの時に子どもたちが防災食を食べることができるのか、それだけでなく避難経路や集合場所なども確認したいそうだ。自治会全体でなくても、組単位など小単位で希望に合わせて実施していくのはよいのではないか。

・顔の見える関係づくり
普段から小学校下校時の旗振りや自治会のイベントで顔と名前を覚えてもらっているのは大事。先日も自転車でケガをした小学生が、呼び鈴を鳴らして飯島さんの家に入ってきて応急処置をしてあげた。いざという時に「あの人なら」と覚えておいてもらう関係は大事だと思う。

・理事はプレイヤーではなくパイプ役になる
こども会の若い世代の方や神輿保存会の若い人も地域には沢山いる。自治会のイベントは自治会メンバーだけでなく、それぞれの団体がお互いフォローに周り、役割を分担できれば1人の負担が軽くなるだけでなく、沢山の人に関わる機会が増えると思う。

注意すべきはあれもこれもとやりたいことが増えていくことだ。
組織が増えるとそれに伴い、それぞれの組織でやるべきことが出てくる。
そうすると同じようなことをそれぞれの組織でやっているということが出てきがち。
なるべく組織は小さく、代表は一人にして意思決定をはっきりさせる。
そして、やめるべきものを決める。

さすが社長経験のある飯島さんのお言葉。とても説得力がある。
たしかに私も自治会をやっていて、同じような役割だが組織の違いがいまだによくわからないことがある。
組織は2つなのに、所属しているメンバーは同じで、やることが2倍になるという事象は笑い話ではなく実際にあるように思う。

自治会と聞くと「めんどくさい」「古い体質」「当番をおしつけられる」といったネガティブな印象を持つ人もいると思うが、それを「思わず行きたくなる」「関わりたくなる」「自分たちのため」のものへの変換ができたら、今よりさらに住み続けたくなる場所になる。
それをまちの最小単位組織の自治会から行っていくことに引き続き挑戦してみたいと思った。

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実施方法はご希望に合わせて行います。

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実施日時を事前に相談して、1対1でじっくり1時間くらいかけて行うことも可能です。お知り合いと一緒にグループで行うことも可能です。

本プロジェクトは、みなさんの意見を伺うものであり、選挙の投票とは切り離された活動です。
みなさんにとって安心安全の場で実施できることを優先して実施したいと思っています。
お気軽にご参加いただき、ご協力いただけますと幸いです。
また、100人のみなさんの声から得た気づきは日々ブログで公開し、マニフェストづくりを進めていきます。